
宅建士合格の秘訣
宅建士試験に合格するための秘訣をたったひとつだけあげるとすれば、
「勉強を続けること」
です。勉強を継続している限り、どんなレベルの方でも、どのような方法であれ最終的には合格レベルに達することは可能です。
その意味では
「いかに勉強を続けられるか」
は宅建士試験における大きなテーマといえるでしょう。
やる気に頼ってはいけない
まず最初に理解しておかなければいけないのは、学習のモチベーションは試験を受けると決めたその瞬間をピークにじわじわと下がり続けるものであるということです。
宅建試験の試験勉強そのものは、極めて地味な反復学習に他なりません。
試験勉強を始める前には、試験に合格した自分の姿を想い描き、新しいことにチャレンジする高揚感もあいまってモチベーションはとても高いのですが、いざ実際の学習に入った後にもその状態を維持することは不可能です。
よって、モチベーションややる気頼みの学習は途中で挫折してしまう可能性が高いといえるのです。
やる気に頼らない方法に対する答えは「習慣化」です。
例えば、毎日の朝の歯磨きをする度に「やる気を奮い立たせて」行う人はいないでしょう。
これは朝の歯磨きが子供の頃からの長い繰り返しにより、当たり前に毎日することとして「習慣化」されているからです。
勉強もこれと同じで、「習慣」になってしまえば、やる気の有無にかかわらず、淡々と続けることができるようになります。
学習を習慣化させるコツ
具体的に勉強することを習慣化させるコツは「すでにある習慣との結びつけ」です。
先ほどの朝の歯磨きの例でいえば、「朝食を食べる」というすでにある習慣に対して、「朝食後に歯磨きをする」という習慣が結びついています。
これと同様に、勉強であれば、「通勤する電車の中」で「テキストを読む」や「昼の休憩時間に昼食を取った後」に「携帯音楽プレーヤーで音声講義を聞く」などといったように、毎日繰り返し同じ行為をする「通勤」や「昼休憩」といった行為と勉強を結びつけて繰り返していくことで、自然と勉強そのものも習慣化できるようになります。
なお、このような行動に関する習慣は、3週間~1カ月程度継続することで身につくといわれていますので、まずは3週間は意識してがんばって勉強を継続してみましょう。
もし、2日間以上続けて勉強を休んでしまうと、また最初からやり直しになりますので、この期間だけは歯をくいしばり、「やる気を出して」がんばってみて下さい。
どうしても勉強に手がつなかないときは
一旦習慣化してしまえば、勉強をすること自体が思ったほど負担に感じないことに気付くでしょう。
それでも人間ですから、どうしても勉強に手がつかない日もあるかもしれません。
そんな時には、宅建士試験に合格したら手に入るメリットを想い描いてみてください。
宅建試験を受験する動機は人それぞれです。
会社からの指示でやむを得ず勉強している人もいれば、ビジネスマンとして法律の基本知識を身に付けるために受験する人、転職の際の武器が欲しくて宅建にチャレンジする人もいるしょう。
しかし、どんな動機で受験する方であれ、合格することで手に入るものがあります。
それは、
「もう宅建士試験の勉強をしなくても良い生活」
です。(笑)
試験勉強は大変ですが、合格という明確なゴールのある戦いです。
今は大変でも、その大変さも合格するまでのこと。
合格後に取っておいた楽しみのことを頭の片隅に想いながら、今は目の前の課題に集中あるのみですね!!